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御膳房指東の日々の日常などを掲載しております。
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サクラ満開、春らんまん、絶好の花見日和、そんな今日からブログを始めます。季節の移り変わりと、時期の食材、料理等をメインに展開 したいと思います。
春のキ-ワ-ド、サクラにちなんで、桜鯛のお話をしたいと思います。本当にサクラ鯛と言う名前を持った魚がいるんですが、それとは別に「めでたい」という語源で縁起 物として珍重される鯛「真鯛」のお話しです、真鯛の産卵期は3月〜6月、桜の花の咲く季節に浅瀬にやってきます。この時期の 雄の鯛には、桜の花びらが散った様な白い斑点が浮かびます、鮮やかで、美しい体色を持つとされ、桜鯛や花見鯛と呼ばれます。産卵を控え、脂がのって特に美味しいことから他の季節から区別されます。とは言っても大きく卵を抱えた物や、産卵を終えた物では話になりません。なぜならその為 に蓄えた栄養を注ぎ込むからで、本来はその手前が一番美味しいとされます。刺身でよし、焼いてよし、煮てよし、脂ののったカマの潮汁なんて最高ですね。
指東では、2月中旬〜3月下旬まで昼膳や、コ-ス料理のご飯として「鯛めし」を提供しています。4月からは、鯛のへぎ身の漬けの山掛け丼を予定しています。
ちなみに、産卵を終え、精根尽き果てた鯛のことを、麦の収穫期と軸の中身が空っぽと言うことになぞって、麦わら鯛と言います。しっかり静養して、栄養をつけて秋ぐちには立派な天然鯛としてよみがえり、又、この時期を迎えられますよに願い、まずは、鯛に感謝です